2投稿目 こいつイジっていいのかな?感は私も出してるだろうから、これからは上手く取り成したい
久々に1日で本を読み切った。
若林正恭 「社会人大学 人見知り学部 卒業見込み」
オードリーは好きな芸人さんだ。オールナイトニッポンは何年前から聞いているか覚えていないくらい長く聴いている。
こちらが一方的に、ではあるのだが、若林氏に共感しているのは、人見知りさ、斜めな視点、燻っていた時代がある、ということ。(私はまだ燻っている地点だと自認はあるが。)
この本はもっと早く手に取っても良かったのだが、手に取らなくても良かったとも思っていた。
理由を深く考えた事はなかったが、ラジオで充分と思っていたのかも知れない。
本の内容は、雑誌「ダヴィンチ」で連載されていたコラムに加筆分を追加したもの。
M-1グランプリ2008年での準優勝以降、売れない若手芸人(厳密には少しずつTV出演があり、ブレイク前夜の兆しの時代、と思う)が、一躍、売れっ子芸人の仲間入りとなり、いわゆるTV・エンタメ業界の中で、様々な人との交流や出来事を体験する。
そうした中で、今まで感じていた社会への違和感への誤解が紐解かれていく、摩擦を減らしていく、調和していく、その過程で感じたこと、経験したことなど、のエッセイだ。
3時間ほどで読了。
ダイレクトに沢山の箇所に共感出来るかなぁ、と期待していた程には共感する箇所は多くなかった。
と言っても、批判的な訳ではない。読んで良かった。今日からでも活かせる、自分のメンタル改善方法や、もっと気楽に生きられるヒントも得られたと思う。
この本を読み終えた後だからこそ、この腹八分の読後感も腑に落ちる。全てに共感して氏に心酔するよりは、この温度感が良いと思った。
共感できなかったの理由の中で一番大きいウエイトを占めるのは、分からなかった、からである。
自分が、まだ避けたり、向き合えていなかったりする局面があるのだけれど、(多分)
それを経たから言えるであろう内容については、あぁ、まだ分からないなぁ、とダイレクトに思った。
けど、またこの本はいつか読み返すと思ったので、今日のところはよしとした。
ラジオで、お笑い芸人として見せてくれる氏の顔は概ね知った気でいたが、文章を読むのはまた違った。本好きを公言しているだけあって、豊かな、というか色鮮やか、というか、語彙も巧みというか、、、
まぁ、エッセイとは為人が垣間見える物なんでしょうが、正にそんな文章だなぁと思った。
そんなところです。小学生の頃と質がほぼ変わらない、読書感想文ですね。
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